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学生へ開発環境を提供

SNシステムズがゲームキューブ用のソフト開発環境SN-TDEVを英国の4大学に供給するとGameSpyに載っていた。

この記事を読んで、今年から日本で初めてゲーム専門の学科を設けた大阪電気通信大学のセットアップをしている友達にゲームの開発環境をどうすればいいか相談を受けたことを思い出した。このときに隘路になったのはライセンスの問題で、コンシューマの開発環境を用意するには大学がハードメーカーとライセンスを結ぶ必要が出てくる。当時大急ぎでセットアップをしていることもあり、まずはPCでということに話が落ち着いたが、いずれは用意していくべきだろう。今回の話ではSNシステムズと任天堂との協定によってその問題もクリアになっているようだ。

(ということは大阪電気通信大学もSNシステムズと話して導入してもらえるかもしれないね)

「アイデアを生かせば学生でもGCで新しいゲームを作れる。」宮本さんはコネクティビティを利用したパックマンを例に挙げてそう言っていた。確かに最先端のハードでの開発環境やシステムを知ることも勉強になるかもしれない。しかし、本当に期待したいのは学生ならではのゲーム開発に対する新鮮なアプローチ。彼らにはパブリッシュなプレッシャーはない。続編や版権物に偏ったゲーム業界に、一石どころか何石でも投じてほしいと思う。