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siggraph 2005

siggraphが近づいて来ていてbrown大学のsiggraph 2005の論文のページが更新されたみたいです。相変わらず色々ありますが、特に面白そうと思ったのは

Fast Frictional Dynamics for Rigid Bodies:siggraph 2003のNonconvex Rigid Bodies with Stackingに似たようなものですが、違う手法を使っているようです。誰でもが試せるようなウインドウのリアルタイムデモがあればいいですけど、ないですね。残念ながらsiggraphではいつものことです:-(

2003の論文ほど実装が簡単ではなさそうですが作成者によると「アルゴリズムがリニアタイムであって実装しやすい」。時間の余裕が出来たら再現してみたいと思います。

Precomputed Local Radiance Transfer for Real-Time Lighting Design:PRTにローカルライトを可能にする手法が紹介されます(サンプリング+圧縮)。幻のリアルタイムグローバルイルミネーションがついに実現されました(114000ポリのSponza atriumが30fpsでレンダリングされます)インターネットにあるSponzaのモデルのテセレーションがSHLにあまり向いてないので、修正したのか自動的にテセレーションを細かくしたのか知りたいですね...

Discontinuous Fluids:水シミュレーション。初めてではないですが、紹介されたビデオは特に気に入ってます。256x256x256のグリッドだと計算時間は一フレーム一分間(平均)、最大二分だそうです。こんなのが60fpsで動いたら感動的だろうね..

As-Rigid-As-Possible Shape Manipulation:よろしかったらウインドウのデモをやって見て下さい(デモを作ってくれただけで素晴らしい!)。デモでは制御点を動かすとモデル全体が変わるので、形の編集だけではなく、立派なアニメーションも作れると思いました。DSのゲームっぽくて面白い。

・BeeさんのページにもCombined Lagrangian-Eulerian Approach for Accurate Advectionと言うのがありましたが、PDFがまだ見当たりません。読むのを楽しみにしています。

Water Drops On Surfaces:水の滴をシミュレートする手法が紹介されています。最初はリアルタイムかと思ってたが、そうでもないみたい(リアルタイムなんてどこにも書いてありませんし、500x500x500のグリッドを使っているのでリアルタイムだったらびっくり)昔flicodeのIOTDに同じようなデモがありました(もちろんもっとシンプルでリアルタイムで動くもの)

Animating Sand as a fluid:バーチャル砂遊び。