POWER+UP―米国オタクゲーマーの記したニッポンTVゲーム興隆の軌跡
目次
テレビゲームは「カラダにイイ!」
スーパーマリオの国
テレビゲームにおける映画的要素の黎明期
素晴らしいファンタジーをコントロールする任天堂、スーパーマリオと宮本茂
クエストとファンタジー:日本のRPG
ゲーム音楽、音楽ゲーム
二人の「ガイジン」の話
秋葉原の冒険:日本のゲーム市場
ロスト・イン・トランスレーション―このゲームは変だ
ポケモン:視覚世代の世界商品
未来のゲーム
ありがとう、マリオ(でも利益を得たのは他の国だ)
日本のTVゲームについて書かれた本『Power-Up』の翻訳版が発売されました。アメリカのゲームジャーナリストである著者は、日本ゲームオタクです。そのため、任天堂、ロールプレイングゲーム、秋葉原など驚くほど詳しく調べています。ゲームの翻訳に関する章があるのも独特です。
著名なクリエイターのインタビューも多く、『ICO』や『ワンダと巨像』の上田文人さんや、『マーヴェラス』や『ゼルダの伝説 風のタクト』の青沼英二さんなどが載っています。個人的は、『エターナルダークネス』を製作したデニス・ダイアックさんのインタビューに興味をひかれました。(第6章では、ディランのことが載っているのでぜひ読んでみてください。)